善隣館とは | |
(3) | 善隣館の事業として、戦前は貧民救済を目的とした授産事業が主な仕事であった。終戦直後は引揚者の支援拠点として授産所機能が拡大された。そして、世情の落ち着いた昭和二十年代後半からは洋裁・華道・茶道学級などが開設され、地域の一大拠点となった。しかし、この事業拡大期は短く、昭和三十年代に公的福祉政策が進むと授産所は次々と廃止され、各種学級は公民館活動に押され縮小に追い込まれた。その後、昭和三十五年の中村町善隣館設置を最後に、新たな善隣館は設置されていない。 |
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